現場向け BIM とは
PlanGrid BIM ビューアを使用すれば、作業者がデータの欠落によりプロジェクトに関する重要な詳細を見落とすことがなくなります。この BIM ビューアでは、プロパティ別に編成された豊富な設計情報を、2D モードと 3D モードの両方で図面に直接表示することができます。
2D モードでは、通常の図面操作に加えて、BIM 対応のデータも追加されています。3D モードでは、図面の 3D レンダリングをナビゲートしたり、オブジェクトのプロパティを参照したり、計測を行うことができます。
PlanGrid で BIM を有効にするには、オートデスクの Revit プラグインを使用して BIM 対応のシートを PlanGrid に直接アップロードして表示できるようにする必要があります。このプラグインは、現時点では Revit バージョン 2017 ~ 2020 をサポートしています。サポートされていない、別のバージョンの Revit を使用している場合、このプラグインは機能しません。
現在、Revit は Windows 版で使用でき、BIM ビューアは PlanGrid の Web、iOS、Windows 向けに提供されています。
3D 表示には、お使いの iOS デバイスまたは PC の RAM が 4 GB 以上あることを確認してください。
Windows 版は、バージョン 1.72 以降である必要があります。
BIM を PlanGrid で使用するための 3 つのステップ
Revit プラグインを使用する
PlanGrid Revit プラグインは、PlanGrid での BIM 表示を可能にするために必要であり、わずか 2 分でセットアップすることができます。Autodesk Revit 上で利用できます。
プラグインを有効にするには、以下の手順で行います。
- ここからプラグインをダウンロードします
- Web サイト上の説明に従ってプラグインをインストールします
- [Add-Ins]タブから、[Export to PlanGrid]をクリックします
- PlanGrid のユーザ名とパスワードを入力します
これで、プロジェクトとそのモデル データを PlanGrid に直接公開できるようになりました。Revit を使用してシートをアップロードするには、[Export to PlanGrid]をクリックし、公開するプロジェクトを選択します。これで、エクスポートするバージョン セットを選択できるようになります。
注: 現在、BIM データおよびモデルを含めるには、バージョン セット全体をアップロードする必要があります。特定のシートのみをエクスポートする場合([Include BIM Data/Model]をオフにする必要あり)、2D エクスポートになります。
[Publish]をクリックして、シートを直接 PlanGrid に公開します。コールアウトの自動検出に加えて、すべてのデータが Revit から自動的に取得されます。PlanGrid での手動のアップロード フローは不要です。
処理には 1 シートあたり約 40 秒かかり、PlanGrid へのエクスポート中は Revit を使用することができません。
BIM 2D ビューア
2D BIM ビューアは Web、iOS、Windows で使用できます。これは通常の PlanGrid シート ビューアと同様に機能します。違いは、BIM 対応のシートを使用している場合、シート上で直接 BIM データを表示するオプションがあることです。BIM 表示モードはオンとオフを切り替えることができます。表示モードがオンの場合、BIM オブジェクトは青色でハイライト表示されます。
iOS で BIM 表示モードをアクティブにするには:
- BIM 対応のシートを開きます
- 画面の右下隅にあるボタンをタップします
Windows で BIM 表示モードをアクティブにするには:
BIM 対応のシートを開き、拡大ズームと縮小ズームのボタンの下にあるボタンをクリックします。
BIM モードがアクティブになると、すべての BIM 対応オブジェクトが青色でハイライト表示されます。
BIM 対応オブジェクトのプロパティを表示するには、プロパティを表示するオブジェクトをクリックまたはタップします。
プロパティはカテゴリに基づいてグループ化されています。任意のカテゴリをクリックすると、正確なデータ プロパティが表示されます。
BIM モードをオフにするには、右下隅にあるボタンをタップするか(iOS)、拡大ズームと縮小ズームのボタンの下にあるボタンを押します(Web)。
BIM 3D ビューア
3D BIM ビューアは Web、iOS、Windows で使用でき、完全な 3D での図面のナビゲートを可能にします。オブジェクトの BIM データも 3D で表示でき、3D モードでオブジェクトを直接計測することができます。
3D 表示を有効にするには:
- 2D モードでオブジェクトを選択します
- 2D プロパティのポップアップに、[3D で表示]のオプションが表示されます。3D モードに入るには、このオプションを選択します
3D モードでは、モデルを簡単にナビゲートできます。モデル内を前後に移動するには、ピンチインまたはピンチアウトします。現在表示されている場所を動かすには、1 本の指で画面移動します。
3D モードでも、オブジェクト データを表示することができます。オブジェクトをクリックすると、2D モードで表示されるものと同じオブジェクト プロパティが表示されます。
3D で計測するには、画面の下部にある「ルーラー」アイコンをタップします。続いて 3D 空間内で 2 つの別の場所をタップすると、それらの点の間で計測が行われます。位置合わせは必要ありません。